転職先を探している看護師の中には、ハローワークを利用しようと考えている人もいらっしゃるでしょう。ハローワークは公共職業安定所と呼ばれるところで、求職者に職業を紹介する公共施設です。国が運営しており、無料で利用できます。
実際、看護師がハローワークを利用して転職先を探すのには、メリットとデメリットがあります。まずメリットは、ハローワークにしかない求人を見つけられるという点です。転職サイトに掲載すると費用がかかるため、ハローワークのみに求人を出すという医療機関も存在します。一般的に比較的小規模で地域密着型の医療機関が求人を掲載していることが多いようです。
また、今はパソコンやスマホでもハローワークに出ている求人を検索することができます。ハローワークの窓口が開いている時間は、働いている人だと行けない時間帯なので、働きながら転職活動をする人にとっては、自分のペースで仕事探しができるありがたいツールとなります。
そして、ハローワークを使って転職することができた場合、再就職手当がもらえることがあります。これは、失業している人が早い時期に再就職を決めると支給されるもので、所定の手続きを行えば支給されます。
一方、ハローワーク利用のデメリットは、窓口が夕方には閉まってしまうため、紹介状をもらうために働いている人は休みを取って行かなければならないという部分です。また、求人票を詳細に精査するような体制が無いため、求人内容と実際の仕事の内容が違うケースがあったります。そのため、面接でしっかり気になる点を質問をしておいた方が無難です。
転職活動中の看護師の方は、これらのメリット、デメリットを理解した上で、利用するかどうかを判断してみてください。転職初心者の場合は、ぜひハローワークの基本情報を確かめておくことをおすすめします。